backbone

5年生の夏の午後
ボクは山田くんのオモチャを壊して 本当の事が云えずに そばに居た森くんのせいにした

森くんはとてもおとなしく 肯定も否定もできないまま
山田くんに殴られて
殴られて そのまま…

あの夏が終わらずにボクを支配してるんだ
云うべき事を云えないままボクは生きてるんだ

怯えて過ごしたあの頃
本当の事がバレるのが怖くて
作り話に押し込んで
自分自身も閉じ込めた

先生はみんな優しくて
汚れたボクを必死でなぐさめる
山田くんは叩かれて 叩かれて そのまま…

あの罪が終わらずにボクを裁いてんだ
間違いを認める事も許されず来てるんだ

ボクに出来る事は何?
生きるべき道は?
誰かに許可を頂きたい
存在の意味を問いたい

逃げたい 止めたい 投げたい こんな…

それでもこの肉体と愚かな精神は
『誰かに許可を頂きたい』と嘆き続けてうるさいんだ

云いたい 何かを 愛したい 誰を?

覚めない心臓の声を聴こう
全てを研ぎ澄まし外へ行こう

ボクに出来る事は そう
ボクを裁く事
誰かの許可じゃ意味が無い ボク自身で存在理由を

探して 見つけて 生きたい それでも…

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